相模原における市民活動がより活発になるよう支援しています。

2013年度事業報告

2013年度 特定非営利活動法人さがみはら市民会議 事業報告

第1 総括

2013年度は、サポートセンターの運営再受託4期目の3年目の年であった。センターの運営の実務的なことについては、引き続き,事務局長を中心にスタッフの創意工夫が発揮されて、問題もなく運営ができたと自負している。
昨年度,指定NPO法人として指定され,地域の中で認められたNPO法人であることを示すことが出来たが,寄付の拡大に繋がっていない点が検討課題である。
また,メンバーが固定化しており,市民会議独自の事業の発展的展開を図る必要がある。

第2 事業報告

特定非営利活動に係る事業

 1 NPOへのマネージメント研修・講習活動

本年度は該当事業なし

2 各分野のNPO活動の連携をめざした交流活動

1)定例会の開催

第一回定例会「市民フォーラムさがみはらとさがみはら市民会議との交流会」
事業趣旨 特定非営利活動法人市民フォーラムさがみはらの皆様と、団体相互のさらなる連携をすすめる一助となるように、「交流会」を、飲食をしながら行います。なにより、各種市民活動団体への今後の支援に繋げる意見交換の機会とするために、開催いたします。
事業内容
1.飲食をしながら市民フォーラムさがみはらの皆様および市民会議会員相互の交流の機会とする。
2.新入会員拡大の機会とする。
開催日時 平成25年 9月19日(木) 18:30~20:30
開催場所 敦煌酒楼
参加人数 23人(会員 10人、市民フォーラムさがみはら 3人)
事業成果 相模原市内の中間支援団体同士、団体相互の連携をすすめる一助にはなったと思いますし、各種市民活動団体への今後の支援に繋げる意見交換の機会の場になったと考えています。

第2回定例会「拡大トークサロン」(ネットワーク委員会・政策情報委員会)
第48回トークサロン「市民協働推進の計画を知ろう!」を拡大トークサロンとしてネットワーク委員会・政策情報委員会共催の定例会として開催しました。
*詳細は第48回トークサロンを参照願います。

2)トークサロンの開催

市民活動活性化・啓発、市民活動団体間のネットワークの形成の一助として、また、市民の皆様との情報交換の場として、最新の情報提供の場を設けることを目的として,以下のとおり開催した。

第45回「ギフチョウとホタルが飛び交う集落の地域おこし」
~限られた環境と施設、そして人材の中から見つけた地域活性化活動とは~
をテーマに小さな集落で地域おこし活動をしている、NPO法人「篠原の里」を訪問し、東日本大震災後から福島の親子を招いて始められている「保養プロジェクト」の報告会に参加し、施設見学をしながらフリートークを開催した。
ゲスト:NPO法人篠原の里 後藤さん、佐藤さん
開催日時 平成25年6月15日 14時~16時20分
開催場所 NPO法人篠原の里
関係先  後援 相模原市
参加人数 19人(ゲスト2人、一般13人、会員4人)
事業成果 篠原地区は、80世帯、250名程度の集落。2003年に統廃合された旧篠原小学校を改修し「篠原の里センター」として、貴重な里山環境の保全を図るとともに地域福祉の増進と地域の活性化に寄与することを目的として活動。保育事業が主な活動であるが、この地域に子供はいないのに、藤野の色々な地域から保育事業に魅力を感じ34名が集っているとの事。東日本大震災後、保養活動が加わり、活動がより広がり、活性化してきた。80世帯の内8世帯が移住者との事。古くからの地域の方が若い世代を上手く受け入れている様子が見られ、地域活性化が上手く進行しているモデル地域と思われた。

第46回 「異文化を理解する」
事業内容 相模原市には、沢山の外国人が一緒に生活しています。住みよい町づくりを進めていくためには、ことば、習慣、文化の違いをお互い理解する事が重要です。今回はアメリカ、中国、ベトナムの3人のゲストから、日本に来た理由、初めてきた時に受けたカルチャーショック、日本での生活等の話を聞き、ことば、習慣、文化の違い等について、話し合いました。
ゲスト:アンジェラ・ワデルさん:アメリカ、金本愛子さん:中国、
ゴーゴック・トゥオン・ヴィーさん:ベトナム
開催日時 平成25年10月19日 14時~16時20分
開催場所 プロミティふちのべビル E会議室
関係先  後援 相模原市
参加人数 19人(ゲスト3人、一般12人、会員4人)
事業成果 一般の参加者が12人と多く、異文化理解が進むといいと思います。日本人の質問に対して、質問内容を何度も聞きなおすゲストもいて、もう少しやさしい日本語で話すと通じるので、日本人サイドにもう少し配慮があるといいと思いました。参加者が多くなりそうでしたので、直前に会場を広めの部屋に変更し、参加者からも好評でした。

第47回 「傾聴でつなぐ」
事業内容 様々な事情で「相手の話にただ耳を傾ける活動」を必要としている人たちがいます。今回は「傾聴ボランティアの会相模原」の活動内容等についてお話を伺い、「傾聴」でつながることに市民同士のつながりのヒントを得たいと思います。
ゲスト:傾聴ボランティアの会相模原 瀧川美知子さんと会員4人
開催日時 平成26年1月25日 14時~16時15分
開催場所 さがみはら市民活動サポートセンター 会議室
関係先  後援 相模原市
参加人数 14人(ゲスト1人+4人、一般4人、会員5人)
事業成果 「傾聴ボランティアの会相模原」の瀧川さんをゲストに迎え、会の活動や「傾聴」とはどういうことかについてお話を伺い、その後に参加者から質問や互いの体験などについて語り合いました。
「傾聴」とはカウンセリングの技法の一部を用い、聞いている自分の価値観は白紙にして、相手の話をそのまま受け取ること。相手は自分の答えを知っていることを前提として話を聞くことです。
「傾聴ボランティアの会相模原」は10年前に、それまで障害児・者のボランティア活動をしていたメンバーが高齢になっても続けられる活動をと考え、設立しました。最初に傾聴ボランティア養成講座を企画・運営し、現在、会員45名、年間延べ350件以上の活動を実施しています。
定例会で会員相互の交流と情報交換を図り、認知症や振り返りのフォローアップ研修を年2回実施しています。
後半の意見交換の中で、「親子関係の間では難しいこともある」、「傾聴活動をするにはまず自分を知る必要がある」、「自分の受け答えが良くなかったのではと思うことはあるが、取り返しのつかない失敗になることはほとんどない」といった話題が出ました。「傾聴」とは、相手に合わせているつもりが、「自分はこんな人間なんだなあ」と気づけたり、自分には経験のないことを知ることが出来たり、相手の喜ぶ顔に元気づけられたり、そこはやはり他のボランティア活動と同じで、たくさんのやりがいを得られるものだということがわかりました。

第48回 「市民協働推進の計画を知ろう!」
事業内容 相模原市では、市民と市の協働及び市民と市民の協働を推進し、協働による市民の力を活かした創意と工夫があふれる皆で担う地域社会を実現するため、「相模原市市民協働推進条例」を策定し、この目的を達成するため「相模原市市民協働推進基本計画」を策定中です。今年度末に策定される「相模原市市民協働推進基本計画」について、相模原市の職員から説明を受け、参加者の自己紹介の後、トークサロン参加の動機と基本計画の感想をお聞きし、フリートークを開催しました。
*今回のトークサロンはネットワーク委員会と政策情報委員会の合同の定例会として開催しました。
ゲスト:相模原市職員 鈴木亜由美さん
開催日時 平成26年3月8日 14時~16時
開催場所 相模原市民会館 講習室
関係先  後援 相模原市
参加人数 11人(ゲスト1人+1人、一般3人、会員6人)
事業成果 ネットワーク委員会と政策情報委員会の合同定例会として開催のため、広い会場を用意し、広報に注力したが、参加者が少なかった。基本計画の素案に対するパブリックコメントも3人13件とのことであり、相模原市民の市民協働に対する期待感の無さを強く感じました。
相模原市の協働に関する主な取組として、平成13年度に市民活動促進懇談会が発足し、翌年にはサポートセンターが設置され、さがみはらパートナーシップ指針が策定された。平成17年度には、さがみはらパートナーシップ市民委員会準備会設置され、平成20年度には協働事業提案制度が創設された。協働事業提案制度も定着しつつあるが、市の職員の市民協働事業に対する意識が薄く、市職員への教育が緊急の課題であるとの感想があった
市民活動促進懇さがみはらパートさがみはらパートナーが市民協働があった

3)相模原・町田大学地域コンソーシアム

組織が法人化され,当法人も法人会員として活動に参加した。

4)SAVE JAPAN プロジェクトへの参加

日本全国の希少生物の保全活動をすすめるSANE JAPANプロジェクトの神奈川県エリアとして、「カワラノギクを守る会」と当法人が事業を実施した。絶滅危惧種1A類に指定されているカワラノギクを広く認知してもらうことを目的に6月8日と10月26日の2回、100名の参加者を目指して、自生地見学と除草体験・花見会を開催した。10月は損保ジャパンの会長をはじめ100名を超す参加申込みがあったが、台風襲来のため平日に日程変更。参加者が60名と減少したが、花畑の中で楽しい花見会を開催することができた。当法人は各セクターとのコーディネートや事務局として事業運営にあたった。

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6/8と10/30イベントの報告書はこちら(pdfファイル、6ページ、613KB)をご覧ください。

3 NPOに関する分野を横断した政策提言活動(地域ポータルサイトの構築)

2010年度に立ち上げたプロジェクトの第4年度目を遂行した。民間3団体と相模原市との協働事業として「相模原市コミュニティサイト運営プロジェクト」を実施してきた。

主な事業成果は下記の通りであった。

1)ポータルサイトのコンテンツの充実

初年度に出来上がった構成の詳細にわたって、内容の充実を図った。現在のサイトには以下の内容が含まれている。
・団体ホームページ(70件)
・コミュニティサイト(各種自由なコミュニティが構築できるようになっており、現在34件のコミュニティが作られている。
・日記コーナー
・各種掲示板
・相模原市からのお知らせ(転載)
・関連リンク集
・市関連の職員ブログの掲載……中学校給食と博物館職員ブログ
・自治会かいらんばんの掲載……地域情報誌のネット版のバナーリンクをポータルサイトに設置した。
・市民カメラマン、いきいきシニア応援サイト、家庭ゴミ分別サイト、さがみはらシティセールス、いい~さがみはらなどのバナーを設置し、情報収集の利便性を図っている。

2)サポーター制度

・ポータルサイトを支えてくれるサポーターの会議を開催した。(8回開催)

3)市民への広報活動、利用促進活動

・団体ホームページコーナーの利用促進と内容改善のために、構築と更新についての説明会その他を市内において12回開催した。延べ参加者数は59名(内主催事業は47名)となった。
・オフ会の開催
2014年3月25日(火)11:45~
JAXA見学会、参加数18名
・画像処理講習会
・スライド制作講習会
・サイトの愛称募集を行い「さがポ」を愛称として採用し、ロゴデザインを決め、新規にA4三つ折りリーフレットを制作し、活用を開始した。

4 市民へのNPOに関する広報、情報収集と発信活動

1)会報の発行

3月 トークサロンこの1年
今年度のトークサロンの総集編をとりまとめ、会員に広報した。

2)たすかるバンク運営会議

運営会議としては特別の活動はしなかった。登録状況は,サポートセンター報告記載のとおりです。

3)市民桜まつりへの参加

本年は、爆弾低気圧等 天候不良が想定されたので、両日共に中止いたしました。

4)ホームページによる広報活動

本年度は、ホームページを継続的に更新することが出来ませんでした。2014年度は市民ポータルサイトのホームページも含め継続的に更新出来るようにいたします。

5)さがみはら市民活動フェスタの参加

事業内容 折り紙、割りばし鉄砲等、「昔からの遊び」のブースで参加した。折り紙は加藤さん(折り紙のボランティア)、割りばし鉄砲は宍戸さんのグループに協力してもらった。
開催日時 平成25年11月10日 9時30分~15時
開催場所 銀河アリーナ前広場
参加人数 7人(一般 5人、会員 2人)
事業成果 昔からの遊びをテーマに、折り紙(加藤さん)、割りばし鉄砲(宍戸さん)を中心に、さが丸ファミリーを探せのスタンプラリーにも参加し、広く市民を集客し、さがみはら市民活動サポートセンター、NPO法人さがみはら市民会議を市民にアピールした。

5.さがみはら市民活動サポートセンターの管理運営事業

「さがみはら市民活動サポートセンターの管理運営事業」事業報告はこちらをご覧ください。
pdfファイル(1.2MB、12ページ)

6 その他、この法人の目的を達成するために必要な事業

1)組織拡大活動

本年度の新入会員は、2名です。

2)定款の変更

事業趣旨 平成24年4月1日施行の改正特定非営利活動促進法に対応するため定款変更を行う必要があり、臨時総会を開催する。
事業内容
1.定款変更の件(定款変更認証届出)
2.定款変更の件(定款変更認証申請)
開催日時 平成25年 7月18日(木) 18:00~18:20
開催場所 けやき会館 3階 サポートセンター会議室
参加人数 会員 9人(委任状含 23名) 会員総数30名
事業成果 平成24年4月1日施行の改正特定非営利活動促進法に対応するために定款変更を行う必要があり、臨時総会を開催し、会員の皆様にご審議いただきました。
尚、認証届出については、平成25年 7月18日から施行し、また認証申請については、平成25年12月17日付けで認証を受け施行しています。

以 上

お気軽にお問い合わせください。 TEL 042-756-0971

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